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右上大臼歯 精密印象(型取り)について

2014.03.28 | Category: オールセラミック

こんにちは。

南館歯科クリニックの院長の木村です。

右上大臼歯の治療(精密印象)についてご紹介します。

もともと神経の治療がしてありましたが
違和感があり再治療希望の症例でした。

この方は左上大臼歯も当クリニックで再治療を行っています。
(マイクロエンド後にジルコニアで治療)

根管内の感染があり
根の先にも病気(根尖病巣)があったため
マイクロエンド(顕微鏡歯内治療)で治療を行い
ファイバーコアで補強しました。

その後マイクロスコープ下で歯肉に処理をし
正確に形成したあと
専用のシリコン材で精密に型を取りました。


型取りしたものです。

綺麗に全周歯周ポケットの中まで記録をとることができました(^-^)

顕微鏡下で正確に形成したあと
そのままではなかなか綺麗にマージン(形成されたところと、されていないところとの境目)の
型を取るのは困難です。

そのため
歯と歯肉の境目に
専用の糸を入れ
さらにシリコンをそこへ流し込むため
ちょっとしたテクニックを使って
正確に記録を取っていきます。

この作業はとても重要で
どんなに根管治療が上手くいっても
どんなに綺麗な被せ物ができても

この被せ物を製作する模型をつくるための
型取りが正確でなければ
結局適合の悪い被せ物になってしまうのです。

適合が悪いということは
虫歯の再発や
歯周病に罹患してしまうリスクが
高くなってしまいます。

審美治療(特に被せ物)において
マージンの位置を
深いところに設定することは
その後の審美維持や病気の再発防止に大きく関係してきます。
もちろん
解剖学的に歯周組織を破壊してまで
深いところに設定するわけではなく
可能なところまでということになります。

現在急速にデジタル化がすすんでおり
型取りから作製までをコンピューターで行うことが可能にもなってきていますが
歯肉の中まで
精密に印象を取る(型取り)のは
まだまだ不可能で
この部分は人の手の方が優れているようです。
*これからの進歩に期待しています(^-^)

ただ白い物というだけであれば
どんな方法でも
どんな物でも可能ですが
機能面がしっかりしていなければ
結局失敗となってしまうと考えています。

このケースは
この後ジルコニアで被せ物を製作し
専用のレジン系セメントで接着し終了しました。

○○さん
頑張って頂きありがとうございました。

 

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