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MDC歯周病専門治療

患者様のリスクを最小限に考えた
MDC歯周病治療

歯周病の元となる菌を根本的に減らすため
最先端の医療機器を用いて歯周病の根本治療を行います
歯周病治療でこのようなお悩みはありませんか?
  • 歳を重ねるごとに歯がぐらぐらしてきた
  • 実績がある歯科医院で歯周病の治療を受けたい
  • 自分が歯周病なのか相談したい
  • 歯茎からよく出血する
  • 歯茎が赤くはれ上がっている
  • 歯が長くなったように見える(歯茎が下がる)

歯周病とは

歯周病(歯槽膿漏)とは、細菌感染により、歯を支える歯槽骨が破壊・吸収することで最終的に歯が抜けてしまう病気です。
歯周病(歯槽膿漏)が発症する原因は、生きた細菌であり歯石が直接の原因ではありません。

1930~1990年頃まで、歯周病(歯槽膿漏)の原因は歯石であり、プラーク(歯垢)の量が多い程病原性が高く、個体の持つ歯周病(歯槽膿漏)への抵抗力の差で発症するか決まると考えられてきました。しかし最新の研究では、歯周病に対する考え方が大きく変化しています。

歯周病(歯槽膿漏)の原因は、バイオフィルム(プラークが形成する細菌叢)の質であり量は関係なく、バイオフィルム中の病原性が変化し、病原性を獲得することで発症するということがわかってきました。

つまり、歯石を除去するだけでは歯周病(歯槽膿漏)の治療は行えないということが科学的に証明されました。

そして注目すべきは、歯周病(歯槽膿漏)の原因になる細菌は実は常在菌という通常無害な菌ということです。私たちの身体は、常に億を超える多彩な細菌と共存しています。しかし、「何かしらの原因」によって共存のバランスが崩れると様々な病気を発症します。

例えば、最近「腸内フローラ」という言葉をよく耳にしますが、この腸内フローラ(腸内細菌叢)のバランスが崩れると下痢や便秘になったり、場合によっては潰瘍や腫瘍を発症すると言われています。
これと同様に、口腔内の細菌のバランスが崩れると、歯周病(歯槽膿漏)や虫歯になるという事です。

病原因論の変化
過去 現在
1930年頃
原因は歯石
バイオフィルムの質が原因
1960年頃
プラークの量が問題
プラークの質が問題
1975年頃
歯周病の病原菌10種類検出
P.g T.d T.f
P.gは18歳前後で感染することが多い
T.d T.fは小中高生
菌の感染に部位特異性はなく、唾液によって感染する
1990年頃
歯周病に対する抵抗力の個人差
バイオフィルムの病原性の変化で発症

歯周病(歯槽膿漏)が発生するメカニズムは3つに分類することができます。

私たちを取り巻く環境:喫煙、ストレス、お手入れの不足
私たちの身体の問題:年齢、人種、性別、全身疾患、浸出液中の物質
細菌の問題:病原性を持つ細菌の質等
これら3つが重なった時に、初めて歯周病(歯槽膿漏)を発症します。
逆に、これらの関係を引き離すことができれば、歯周病(歯槽膿漏)を予防できるという事になるのです。

『3つの問題』が重なった時、歯周病を発症するリスクが最大限高くなる

①環境の問題
お手入れの不足、唾液量の低下、喫煙、服薬
②宿主(本人)の問題
ストレス、噛み合わせ、歯並び、習癖(ずっと噛み合わせている等)人種(アジア人は、人種的に歯周病になりやすい)、メカニカルストレス、浸出液中の物質
③細菌の問題
プラーク(バイオフィルム)の病原性の強弱、種類

歯周病(歯槽膿漏)は、歯に付着したバイオフィルムによって引き起こされる、炎症を伴うある種の感染症と考えられています。

また歯周病(歯槽膿漏)はほとんど無症状で進行することが多いことから、「サイレント・ディジーズ(Silent Disease)」とも表現されます。

そのため患者さんは、「口臭が気になる」「歯がグラグラする」「何となく痛い」「隙間ができた」など、歯周病(歯槽膿漏)がある程度進行してしまった状態で来院される場合が多く、既に手遅れになっている事も少なくありません。歯周病(歯槽膿漏)は歯肉炎から始まりますが、適切な処置がなされなければ、歯周組織の破壊・喪失を伴う歯周炎へと進行します。

一度失われた歯周組織は、感染を除去し炎症をコントロールしても元には戻りません。
疾患の進行を食い止めること、そして再発を予防することが歯周治療(歯槽膿漏治療)の目標となります。

口腔常在菌について

お口の中には、500~700種類の菌が存在すると言われており、その中でも口腔内の病気と関係の深い原因菌は、すでに医学的に特定されています。それぞれの特徴について下記をご覧ください。

Streptococcus salivarius:
舌表面の最優勢菌種
Streptococcus mitis:
連鎖球菌 頬粘膜および歯牙表面
Streptococcus sanguinis:
歯牙表面に生息する口腔レンサ球菌で齲蝕病原性はないとされている。
Streptococcus mitior:
口腔レンサ球菌で齲蝕病原性はないとされている。
Streptococcus mutans:
歯牙表面に主に生息するが検出頻度は低い。しかし、齲蝕病巣からは確実に分離される。菌体外グルカンや乳酸の産生、酸性条件下での増殖能などから齲蝕の原因菌とされている。
Porphyromonas gingivalis:
グラム陰性の嫌気性細菌で、歯肉溝に生息し、歯周病の原因菌として注目されている。
Bacterionema matruchotii:
バクテリオネーマ‐マトルコティ歯垢に生息する線維状または多形態性のグラム陽性桿菌である。
Propionbacterium acnes:
嫌気性無芽胞グラム陽性菌で、糖を発酵してプロピオン酸と酢酸を産生する。主に皮膚と腸管に生息している。

MDC歯周病治療とは

南館歯科クリニックでの歯周病専門治療は、今まで皆さんがお受けになった歯周病の治療とは全く違うかもしれません。

こんなご経験はないでしょうか?

「久しぶりの歯医者なので、クリーニングをしたい。」これだと確かに歯石をとって終わってしまうことがほとんどでしょう。残念ながら、これは歯周病の治療ではありません。ただ「汚れ」を落としただけなのです。

では、私たちの提唱する歯周病(歯槽膿漏)の治療とはどういうものなのか。そもそも、歯周病(歯槽膿漏)とはどういう病気で何が原因で起きているのか。

本気で治したいと考えるならば、まずは歯周病(歯槽膿漏)の原因について正しく理解することこそが、正しい治療の第一歩になります。

歯周病(歯槽膿漏)の原因、それは「菌」です。

歯石は、その菌が固まってできたものでしかありません。そして、その菌の数や活動力をコントロールできていないのに歯石だけとっても、それはその場しのぎの処置でしかない、時間が経てば同じように歯石がついてくるだけなのです。

だから皆さんは、歯石はとったことはあるのに、また歯周病(歯槽膿漏)だと言われてしまう、それは根本的な菌の問題を解決してないからなのです。

私たちは、この「菌(菌の膜)」を徹底的に減らし、バランスコントロールしていくことに取り組んでいます。

そのためには、まず第一に自宅でのセルフケアをしっかりとトレーニングさせて頂きます(とても重要)。そして、マイクロスコープ、洗練されたインスツルメンツ、LADと歯周内科による科学的アプローチ、バイオフィルムの破壊に最も優れたエアフロー等を使用して治療を行っていきます。

治療期間もかかり、自宅でのケアも徹底して頂くことが前提となります。しかし、出来る限り精一杯サポートさせていきますので、私たちと共に健康を取り戻しましょう。

「歯周病と全身疾患」の関連性について

超高齢化社会が進む中、歯科でも全身疾患に関する知識の重要性が高まってきています。
メンテナンスに通っている皆さんが年齢を重ねる中で、新たな病気を発症したり、服薬が増えたりすることは珍しくありません。

また近年の研究では、口腔内疾患とくに歯周病(歯槽膿漏)は、あらゆる全身の疾患と深い関係があることが分かってきました。

「歯周病と全身疾患」の関連性を考えれば、治療時に全身疾患を把握するのは当然の時代です。

長期にわたり患者さんと関わって行かなければならない歯周治療の特性上、全身疾患を抱えて生活する患者さんと疾患についての情報を共有して、健康面からサポート出来ることを目指しています。

 メタボリックシンドロームについて

メタボリックシンドロームとは、内蔵脂肪型肥満を言います。肥満症や高血圧、高脂血症(血液中の脂肪が異常に増加した状態)や糖尿病などの生活習慣病は、それぞれに孤立した別の病気ではなく、内臓に蓄積した脂肪が原因であることがわかってきました。

内臓脂肪型肥満によって循環器病などに代表される様々な病気の危険性を高めることになる総合型リスク集積状態がメタボリックシンドロームであり、歯科疾患への影響、治療時の偶発症などと関連があります。

メタボリックシンドロームの概念を確立した目的は、発症の中心的な役割を担う内臓脂肪の蓄積による動脈硬化を、またその結果としての循環器病(心筋梗塞・狭心症・脳梗塞・閉塞性動脈硬化症)をいかに予防するかにあります。

例えば心臓病発症に限りで見てみると、下記の診断基準のうち2つを持つ人は全く持たない人に比べ、心臓病の発症リスクが10倍、3~4を併せ持つ人は31倍になるというデーターもあります。
(日本企業労働者12万人対象検査)

このようなデータを見ても、メダボリックシンドロームが全身に及ぼす影響の大きさがわかります。

メタボリックシンドロームの診断基準を確認します。

  • 血清脂質異常 : トリグリセライド値 いわゆる悪玉150mg/dl 以上or HDLコレステロール値 善玉コレステロール40mg/dl未満。
  • 高血圧 : 最高値130mmHg  最低値85mmHgまでが標準で,これ以上ある場合。
  • 高血糖 : 空腹時血糖値 110mg/dl以上
  • ウエスト周囲 : 男性≧85cm 女性≧90cm

上記のうち2つ以上を有する場合該当

 糖尿病について

糖尿病とは、血液中のブドウ糖濃度が高い状態が持続する病気です。インシュリンの働きが何らかの原因で悪くなる事で、血液内のブドウ糖の濃度が一定に保てなくなります。

インシュリン作用が低下するため、細胞内でエネルギー低下を起こし、またタンパク質や脂質の利用も阻害するので、高血糖や高脂血症となり、血管や神経の障害などの合併症を引き起こします。

歯科においても、糖尿病に罹患している患者さんは、歯周病(歯槽膿漏)の発症リスクが極めて高く、また発症すると歯周病(歯槽膿漏)の治療コントロールが難しくなります。

歯周病(歯槽膿漏)と糖尿病は お互いに悪い影響を与え合い、各種合併症を引き起こしていることが分かっています。

糖尿病で産生される炎症性サイトカインなど多くの種類の因子は 歯肉に悪影響を与え歯周病(歯槽膿漏)を悪化させます。また歯周病(歯槽膿漏)は、歯周ポケットの中にいる細菌(嫌気性菌)が生み出す毒素(LPS)が歯肉の毛細血管から血液の中に入り込むことで、結果的にインスリンが効きにくい状態(インスリン抵抗性)を導き糖尿病を悪化させています。

「糖尿病の種類」

Ⅰ型糖尿病
小児・若年齢でウイルスが原因。
ランゲルハンス島が破壊されることでインシュリンの分泌が出来なくなる。

Ⅱ型糖尿病
中高年で体質+過食・肥満・運動不足・ストレスが原因。
日本人の糖尿病患者の約9割がこれに該当。

糖尿病患者の1/3が肥満または肥満経験者といわれています。
脂肪細胞(脂肪を蓄積する)からインシュリンの作用を妨害する遊離脂肪酸やTNFと呼ばれる物質が分泌されることで起こります。

「糖尿病による影響・支障・注意点」

[症状]
高血糖による喉の渇き・多飲・多尿・倦怠感・体重減少

[三大合併症]
神経障害:5~6年
手足のしびれ・便秘・下痢
網膜症:7~10年
視力障害
腎症:15年~
むくみや尿毒症
そのほか心筋梗塞や脳血管障害の原因である動脈硬化も合併します。

「糖尿病の治療法」

糖尿病の治療=血糖値のコントロールが目標になります。

食事療法
栄養素をバランスよく。

運動療法
ブドウ糖をよく利用する筋肉を増やす。

薬物療法
1、インシュリン療法=インシュリン注射
Ⅰ型は体内でインシュリンが分泌されないので絶対的に注射が必要。
Ⅱ型でも食事療法や運動、経口剤療法でも効果が不十分な場合は必要。
2、経口剤療法=経口血糖降下剤
血糖値がそれほど高くない場合、治療効果が上がる。患者さんの心理的な負担は少ない。

「現在国内で使われている糖尿病経口剤」

・ビクアナイド剤(BG剤)
・スルフォニル尿素剤(SU剤)
・即効性インシュリン分泌促進剤
・αグルコシダーゼ阻害剤
・インシュリン抵抗性改善薬
これらを症状にあわせ1剤または複数を用いる。

インシュリンとは

インシュリンとは、すい臓のランゲルハンス島にあるβ細胞(インシュリンを作る工場)から分泌される血糖をコントロールするホルモンのこと。
糖尿病は相対的にインシュリンが不足した状態のことで、注射でバランスを補う必要がある。インシュリンはアミノ酸で出来ているので、内服すると消化器で分解され作用しないので、注射による投与が必要となる。

 高血圧について

高血圧は動脈硬化を引き起こし、心疾患・脳血管障害など高血圧そのものよりも、それが原因で様々な疾患につながり悪循環を引き起こしてしまうという怖い疾患です。

日本人の死亡原因の、1位癌、2位心臓病、3位脳卒中のうち、全体の1/3ずつを占める心臓病と脳卒中の危険因子が高血圧ということになります。高血圧がサイレントキラーと呼ばれる所以と言えるでしょう。

現在推定3,000万人以上の人が高血圧と言われ、まさに国民病とも言うべきものです。

「高血圧の治療方法」

高血圧の治療においては、血圧のコントロールで合併症を防ぐのが重要です。そのためには、合併症の危険因子をチェックして総合的なリスクを診断します。

まず血圧の度合いを3つに分類し
1、危険因子なし
2、心血管病因子
糖尿病・喫煙・高齢
3、臓器障害
心臓・脳・腎臓・血管・眼底の危険因子
があるかどうかによって、合併症の危険リスクを低・中等度・高に判断します。

血圧分類
血圧以外の危険因子
軽度
高血圧
中等度
高血圧
重症
高血圧
危険因子なし 低リスク 中等度リスク 高リスク
喫煙、高脂血症、肥満などの危険因子が1~2個ある 中等度リスク 中等度リスク 高リスク
糖尿病、臓器障害、心血管病などの危険因子が3個以上ある 高リスク 高リスク 高リスク

低リスクの治療法
生活習慣の修正をして3ヵ月後、再測定で改善が無い場合は、薬物療法(降圧剤)
中リスクの治療法
生活習慣の修正をして1ヵ月後、再測定で改善が無い場合は、薬物療法
高リスクの治療法
生活習慣の修正と共に直ちに薬物療法の開始


ここでいう生活習慣の修正とは、肥満、塩分の摂りすぎ、運動不足など高血圧の原因になる生活習慣を見直すことで、症状を進行させないためのものです。薬物療法とは、降圧剤によって血圧を下げることで、合併症や臓器障害を防ぐ方法です。

「高血圧患者の歯科治療における注意点」

投薬におけるカルシウム拮抗剤(ニフェジピン・ベラパミル・ニカルジピンなど)には、歯肉増殖という副作用があります。
増殖の程度は様々で、前歯部で最も頻繁に見られますが、口腔内全体に発症します。原因はよくわかっていませんが カルシウム拮抗剤によって活性化された歯肉中の線維芽細胞が、基質を多量に生産することと関係があるようです。

治療は、口腔内の清掃を基本としてプラークコントロールと歯周治療になります。
必要に応じ腫れの引かないときには、小外科手術をする場合もあります。

降圧剤のなかには唾液の分泌を抑制してしまうものも在るので口腔内の乾燥にも注意が必要です。急に虫歯が増えたり、口腔乾燥を訴える場合もあります。

 高脂血症について

高脂血症とは、血液中の脂質(血清脂質)が異常に高い状態を指します。
自覚症状はありませんが、血管内に蓄積した脂質は、直接動脈硬化を引き起こします。それでも症状は現れずに進行し、重大な問題、つまり心筋梗塞や脳血管障害を引き起こしてしまいます。

「高脂血症の検査項目と基準値」

総コレステロール値
220mg/dl以上
トリグリセライド値(中性脂肪)
150mg/dl以上
HDLコレステロール値
40mg/dl未満
いわゆる「善玉」と呼ばれ、少ないと好ましくないとされています。
LDLコレステロール値
140mg/dl以上
いわゆる「悪玉」と呼ばれ、多いと好ましくないものとされています。

 歯周病と冠動脈疾患について

歯周病(歯槽膿漏)の人はそうでない人に比べて、心筋梗塞などの心臓血管疾患にかかる確率が高くなるという驚くべき研究結果が米国で報告され、最近大きな話題となっています。

心臓血管疾患で、最近、重視されているのは 脳梗塞、心臓冠動脈疾患、心臓発作、末梢動脈疾患などの原因となる粥腫血栓症(アテローム血栓症)です。
この粥腫血栓症(アテローム血栓症)は 酸素や栄養を運ぶ太い動脈の中で血栓を作って症状を引き起こします。欧米に多く,日本には少ないと言われていましたが、生活習慣や食生活の変化とともに日本でも増加傾向にあります。

この血栓を作る危険因子は、機械的ストレス、喫煙、高コレステロール血症そして歯周病(歯槽膿漏)のような直接的・間接的な細菌感染です。

歯周病(歯槽膿漏)の炎症を起こす細菌の毒素は、歯肉から血液に入ってしまう事で この血栓を作りやすくします。

重度の歯周病(歯槽膿漏)患者とそうでない人を比べると、冠動脈疾患を引き起こす可能性が2倍程高いと言われていますので、しっかりと治療を行うことが重要です。

MDC歯周病治療の流れ

ステップ1
詳しい検査、カウンセリング

歯周病(歯槽膿漏)の有無、病態のステージ、咬合の確認などの詳しい検査を行い、歯周病(歯槽膿漏)という病気とその特徴について、私たちが詳しくご説明致します。
また、ご自身のお口の状態を明確にイメージできるように、リスクの高い部位、主訴の部位は、マイクロスコープで撮影し、確認していきます。
その後、南館歯科クリニックで行う治療についてご提案をし、ご納得頂いた上で治療を行っていきます。
※ご説明は、基本的に初診日とは別の日に行います。(状況により初診時に行う場合もあります。)

ステップ2-1
細菌叢の確認、ホームケアの確認
歯科ドック

次の来院時には、先ず、口腔内の生きた細菌とそれが感染している部位を確認して、その方に合った、簡単で効果的なブラッシングの方法を探していきます。このときに歯科ドックを行い、お口の病気に対するリスクを確認していきます。

ステップ2-2
FMD(フルマウスディスインフェクション)、PMTC、歯周内科(内容は、状況により変更。)

歯周内科とは、内服薬と殺菌効果のある液体歯磨き剤を併用し、歯周病菌を減らしていこうという考え方です。
FMD、PMTCにより、歯石やバイオフィルムを除去していきます。これによりご自宅でのブラッシング効果を最大限に引き出していただくことができます。また、歯周内科の効果も相乗効果として得ることができます。

ステップ3
ブラッシングの確認とデブライトメント(複数回)

ここで、再度、ご自宅でのブラッシングの確認を行っていきます。
歯が生えてから数十年間かけて蓄積された感染物を、一回1時間~2時間程度かけて、一本一本の歯から丁寧に除去していきます。
※デブライトメント=歯周ポケット内の歯石、バイオフィルム、感染セメント質の除去

ステップ4
再評価

歯周精密検査を行い、病気が改善されているかを確認します。良くなっていれば、メンテナンスに移行致します。
改善ができない部分に関しては、さらに踏み込んだ治療(歯周外科等)が必要になりますので、再度治療のご提案を致します。
注1
この時点で、ご指導しました治療を受けられる皆さんの義務である歯磨き(ブラッシング)を継続して頂けなかったことによって起こる問題(炎症の改善がみられないケースなど。)に関して、継続治療をご希望の場合は別途費用がかかりますのでご了承ください。
注2
ブラッシング不良に関しては、口腔内の細菌の染色や歯肉の炎症の有無を検査し判断致します。

ステップ5
メンテナンス

治療後の快適な環境を維持するために、1~3カ月ごとのメンテナンスを受けて頂いています。
十数年分の感染物を除去しても、お手入れの精度が低いと、僅か1~2か月の間に病原性の高い細菌が増殖し再発のリスクが高まります(最悪の場合、再発)。メンテナンスでは回復した環境を維持する為に、衛生士が科学的、機械的にバイオフィルムのコントロールを行います。

メンテナンスの期間は、個人の口腔内環境によって左右されます。お一人お一人が望んだご希望の実現を手助けし、生涯の健康維持をサポートできればと思います。

歯周病治療へかけるこだわり

1.マイクロスコープを使用

現代医療において、マイクロスコープは、脳外科、心臓外科、耳鼻科、眼科などの医科の分野では、あたり前のように使用されており、これは顕微鏡レベルでの拡大視野のもと行う施術の有効性を証明するものとして、疑う余地もありません。

歯科治療においても、顕微鏡下で行う根管治療(マイクロエンド)や、歯冠・歯根破折治療、顕微鏡下で手術を行うマイクロサージェリー、その他歯を削ったり詰め物をする際に、想像をはるかに超える威力を発揮します。

マイクロスコープで拡大することで、歯石の有無を確認し、過剰に組織にダメージを与える事を防げます。
歯周ポケットのような狭くて深い場所も、マイクロスコープで拡大すれば明示視野で行えるので、感染除去の確実性が格段に向上します。

※YouTube動画「真っ赤に腫れた歯肉の中に」こちらも是非ご覧ください!!
https://youtu.be/EXx4rhmLrlg

2.LAD治療 光殺菌治療(Light Activated Disinfection)

医科領域における早期癌の治療方法でもある、「光線力学療法」と同じメカニズムを用いて、「細菌」を死滅させる方法です。
日本での認知度は低いものの、海外ではごく一般的な治療法としてその高い効果を発揮しています。

デンマークの臨床研究で、6~7mmの5ポケットに対し、処置前の歯周病原菌と、SRP&LAD治療をしてから一か月後の歯周病原菌の占める割合を調べたものがあります。
もっとも病原性が高いと言われるRedcomplexが63%から13%へ減少し、菌層も病原性の低いものへと置き換わったという結果がでました。

※YouTube動画「LAD光殺菌の効果」こちらも是非ご覧ください!!
https://youtu.be/DrWi4dPcHtM

メリット1 高い殺菌効果
耐性菌に対しても高い殺菌効果あり。ポケット内に入り込んだ病原性の高い菌を死滅させる。

メリット2 安全性
身体に対する影響を与えない。もっともセンシティブな治療法。
国内では認知度は低いが、医学の先進国では一般的な手法のため安全性は極めて高い。
・抗生物質ではないので妊婦の方にも可
・耐性菌も作らない

3.キュレット

世界のトップの歯周病専門医や、認定歯科衛生士が認めた、ドイツ ヒューフレディ社のキュレットを導入しています。
また使用にあたっては、ヒューフレディー社専属のインストラクターから、直接シャープニングの指導を受け、皆様に高い技術を提供できるようトレーニング課程を修了しております。

キュレットテクニックは歯科衛生士にとって「命」ともいえる大切な分野です。

昨今、色々な器具が出ています。しかし、もっともベーシックな「キュレットテクニック」をマスターしていなければ、どんな最先端器具を使っても、最大限の効果を発揮することは難しいでしょう。
使用にあたって最も重要な事は、『刃が研げている』ことにあります。研げていなければ、どんなベテラン歯科衛生士でも全く歯石をとることはできません。研げているからこそ、その真価を発揮できるのです。
当クリニックでは適切なインスツルメンションテクニックと、厳選された器具で治療に取り組んでいます。

4.歯周抗菌療法

かつての歯周病治療は、デブライトメントが主な治療法でしたが、現在では、抗菌療法、LAD殺菌治療(光殺菌治療)、FMD(歯周病原菌の再増殖期内に、すべての歯をデブライトメントする方法)など、治療法の選択肢は多岐にわたります。

しかし、歯周病治療の根幹は、原因の除去、環境整理、機能回復、メンテナンスという4つのステップからなり、どの工程も、簡略化しては治療の成功は成しえません。

歯周専門治療は、「長期的に安定した治癒を確立する」のが目的です。
抗菌薬によって、歯周病原菌除去のクオリティを上げる事で、従来の処置より治療の成功率が高くなるのは、多くの研究データから見ても明らかです。
そのためには、正しくお口の状態を知っていただき、正しい方法で治療のステップを踏んで行くことが重要になります。
その一環として、当プログラムに抗菌療法を取り入れています。

ここで誤認しないで頂きたいのは、抗菌療法は、それ単品で行っても本当の治癒を得ることは出来ないという事です。
抗菌療法の担う役割は、Red Complexと呼ばれる歯周病原菌による感染を除去する事にあります。その上で、細菌に感染した歯石や根面を、デブライトメントにより除去する必要があるのです。

治療をお受けになる前に

当院の治療目的は、「健康を取り戻し、長期的に良い状態を維持して頂くこと」です。

しかし、歯周病(歯槽膿漏)は徹底的に治療を行ったとしても、残念ながら無条件に長期に渡って良い環境が維持されるわけではありません。

再発のリスクを最小限にし、しっかり治療した状態を10年、20年続けて頂くには、日頃の生活でいかに清潔な口腔内環境を作っていけるかが非常に重要です。そしてそれには専門的な治療だけでなく、ご自身でも徹底したブラッシングを行っていただく必要があります。

したがって、私たちは皆さんが健康でいられるよう最善の努力と研鑽を重ねていきます。
そして、治療をお受けになる皆さんにも、同じ様に努力をして頂きたいと思います。

「自分の健康は、自分で守る。」そのための知識と技術をこの治療で学んでいただければと思います。

最後に~

歯周病(歯槽膿漏)は、一般的に全ての歯に波及します。
「一本だけグラグラしてるけど、他は気にならないからまぁ大丈夫。」
では済まされないのです。

また、近年の研究で歯周病(歯槽膿漏)は、心疾患、肺炎、糖尿病、血管疾患、脳疾患、認知症、肝疾患、早産、などあらゆる全身疾患と深い関係があると分かっています。
(現代の日本人の死因の第1位は肺炎、第2位は心臓病)

大切なご自身の身体とお口の健康を守るために、患者さんにはなるべく早くお口の現状を把握し、正しい歯科知識を身につけて頂きたいと願っております。
歯を失った後に、何の心配も不自由もなく食事が出来る幸せに気が付くのでは遅いのです。

「一本一本を自分の財産だと思い大切にしてください。」

そして、もしあなたが本当に治療の必要性をお感じになられたのであれば、どうぞお気軽にお問合せください。
早期であればあるほど、あなたの歯とそして全身の健康を助けることが出来るのですから。

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