こんにちは。
南館歯科クリニックの歯科衛生士、山崎です。
動画の内容は、取り残されていた歯石の除去を行っているところです。
https://youtu.be/d9VywDSKB7k
一般的にマイクロスコープは、虫歯の除去や歯の形成、精密根幹治療、そして外科処置などの、歯科医師の行う繊細な治療に使用する事が多いですが、
当院では、歯科医師だけでなく、歯科衛生士もマイクロスコープを歯周病治療時に活用しています。
歯科衛生士の行う歯周病治療の一つに、「歯石の除去」があります。
歯周ポケット内に鋭利に研いだ刃物を入れて刮いだり、1秒間に2万回以上振動するチップを入れて歯石を除去しています。
実はこの作業、とても繊細です。
柔らかい歯ぐきの隙間に、鋭い刃物を入れて、
硬くこびりついた歯石を歯と歯ぐきを傷つけない様に取りきる必要があるからです。
そして、痛くないように行うこと。
はっきり目で見える程度に大きい歯石や、分厚い歯石ならいいのですが、
画像の様に、歯周ポケット内にあって、厚みの殆ど無いものになると、困難を極めます。
下の画像もマイクロスコープで肉眼の4倍に拡大して撮影したものになります。
みなさんは白丸の中に歯石があるのが見えますか?
同じ場所を10倍に拡大して、歯周ポケットを広げた状態です。
ようやく見えてきましたね。
黒っぽいものが歯石です。
この様に、肉眼では見えないものがたくさんあります。
歯石や異物を検出するための顕微鏡技術と指触覚技術の組み合わせにより、残留物の量を減らすことができます。
この治療の最大のメリットは、患者さんが安心して治療を受けられることです。
そして、歯科衛生士が歯周病を治療し、責任を持って仕事をするためには、顕微鏡は欠かせないと感じています。
しっかりと歯周病を治したいとお考えの方は、当院の歯周病治療紹介ページも是非ご覧ください。
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