抜かずに残したい! 50代男性 歯周病治療|山形市の歯医者|南館歯科クリニック・矯正歯科

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抜かずに残したい! 50代男性 歯周病治療

こんにちは。南館歯科クリニックの歯科衛生士、山崎です。

今回ご紹介するのは、50代男性の方の歯周病治療です。

主訴は、「抜かずに、残したい」でした。

↑右上の内側から見た写真


↑今回のレントゲン写真

治療動画を観る→ https://youtu.be/2KcQDK8A8tk

右上の歯は、既に1本抜いており、動画に写っているのは一番奥の歯になります。

そして、残ったい1本の歯も、歯を支える骨が無く、グラグラしている状態でした。

通常、奥歯は小臼歯と大臼歯が2本づつあり、この方は一番大事な第一大臼歯を抜いている状態です。
左側も既に1本無くなっています。

この状態だと、食事も十分に咀嚼することが出来ない為、残った歯は抜歯して、インプラントか入れ歯で補う方がいいとされます。

この方が希望する様に、「抜かずに、残す」こと自体は可能です。

状態が悪くても、できるだけの事をしっかり行い、メンテナンスで管理していく事で経過を観察することも出来ます。

ただし、注意することがあります。

急性の症状、腫れ、痛みが出る可能性が高いこと。十分に噛むことが出来ない不自由さ。
そして、自然脱落する可能性があることです。

当院に来院される方には、他院で抜歯と言われたけど、抜きたくないと考えていらっしゃる方が少なくありません。

ご本人に、出来るだけ残したいお気持ちがある場合は、その気持ちを優先した歯周病治療を行っています。

医学的に抜歯が最適解だとしても、痛み等の症状が無い状態で、落ち着いてどうしたいかしっかりと考える時間をとっていただきたいと考えているからです。

(もちろん、歯周病治療後に、やっぱり抜歯して噛む機能を回復させる治療を希望される方もいらっしゃいます。)

どうする事がご自身にとって最善なのか、これを機にしっかり考えていきましょう!