ブリッジになんてしなきゃよかった・・・|山形市の歯医者|南館歯科クリニック・矯正歯科

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ブリッジになんてしなきゃよかった・・・

こんにちは!南館歯科クリニックの歯科衛生士、山崎です。
もしも、皆さんの歯が抜けたらどんな治療を希望しますか?
今回ご紹介するのは、虫歯が原因で歯を抜いた後、ブリッジにして大後悔する事になったケースです。
「悪くなったら治せば元通りになる」と思っている方は特に気を付けてください!
因みに、私たちは自分の家族が同じ状況になった場合、後悔のないブリッジを薦めます。

★ブリッジとはどんな治療?
歯を抜いた後、残った両サイドの自分の歯を土台にして、3本分がくっついた被せ物を付ける治療をブリッジといいます。

一般的な歯科医院では、歯を抜いたら①入れ歯、②ブリッジ、③インプラント、の3つから選ぶ事になります。
選択肢は当院も同じですが、実はここが一番重要な分岐点になっています。
そもそも、なぜ抜歯になったのか?
抜歯になった原因が歯周病だったら、インプラントはできませんし、他の治療にも注意が必要です。
原因が虫歯だったら、インプラントが適応で、入れ歯やブリッジは要注意です。
もしも、将来も今と変わらない生活を続けたいと考えるのであれば、
根本的な原因を排除しないまま、抜けた部分を補うだけの歯科治療は、再発のリスクが非常に高いものになります。
実際に、この方のブリッジもわずか数年前に入れたのに、土台の歯が虫歯で溶けて無くなっていました。

写真1

黒く見えている部分が、本来自分の歯があった部分。
むし歯が進行して、歯が変色、溶けだして無くなった為、穴が開いている。

写真2

神経を既に抜いているので痛みはでない。

本来ブリッジは、しっかりと作れば異物感も無くとても快適に使用する事ができます。
しかし、前述したように無くした部分にだけ目を向けてその場凌ぎの治療をすると、5年10年経ってから大きな問題を引き起こすことが少なくありません。
そして神経を抜いて痛みを感じない状態だと、虫歯が大きくなっても解らないため、発見が遅れてしまうからです。
悪くなったら治療をすると考えている方が殆どですが、天然の歯と作り物の歯では、耐久力、治癒力、機能面、全てにおいて雲泥の差があります。
だからこそ!悪くなる前に予防する。悪くなってしまった部分は、将来どうありたいか考えて治療を検討する。
歯科医師や歯科衛生士は、自分の歯を治す時必ずそうしています。
患者さんにも是非実践して、自分の歯を大事にして頂ければと思います。

◆治療動画→YouTubeチャンネル