ホントに?歯医者の定期検診はただのヤニ取り|山形市の歯医者|南館歯科クリニック・矯正歯科

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ホントに?歯医者の定期検診はただのヤニ取り

お疲れ様です!南館歯科クリニックの歯科衛生士、山崎です。

「明日から旅行に行くから、定期健診のヤニ取りしてください!」
今年もお盆前のお問い合わせで、上位にランクインしました😢。
でも、実はこのイメージを植え付けたのは私たち医療者側でもあります。
そこで今回は、私たちの本当の役割を知って頂きたいとおもいます✨
歯医者のメンテナンスや定期健診を、ヤニ取り汚れ取りだけだと思っている方には必見です
実は、口の健康は将来の健康寿命に直結しているって知っていましたか?
今回は、歯科の定期健診は、皆さんの健康にどんなメリットをもたらすのかをご紹介します!

かかりつけ歯科医への定期的な受診やメンテナンスは、口腔健康を維持するために極めて重要です。
特殊なケースを除いて、
歯周病は進行が遅く、初期〜中程度の段階では自覚症状が現れにくいため、定期的な歯科検診が不可欠です。

初めて来院されたのは51歳の時でした。一度だけ全体をクリーニングして、終了しています。
上の写真は当時のレントゲン写真です。
赤いラインが、歯を支える骨のてっぺんになります。
レントゲンを見る限り、まだ治療したら何とかなりそうに見えます。

同じ患者さんの10年後のレントゲン写真。
初診から10年ぶりに来院した際に撮影したものです。
レントゲンに移している部分がグラグラするので、治してほしいとの事でした。
赤いラインが骨のてっぺんです。
根っこの先まで、骨が無くなっています。


専門的なメンテナンスでは、プラークや歯石等のバイオフィルムを除去し、歯周ポケット内の細菌を減らすことができます。また、歯医者さんによる専門的な診断やアドバイスは、早期段階で問題を発見し、適切な治療を受ける手助けをします。

YouTubeで治療動画をご覧になれます→https://youtu.be/UT8bwSymN6U?si=kSETOS3rNSJRNyZo

痛みや口臭などの問題を自覚してからの受診
では、歯周病が進行し、歯や歯ぐきの状態が悪化するリスクが高まります。
さらに、歯周病を長期間放置することは口腔内の感染症や他の健康問題につながる可能性もあります。健康な口腔環境を保つためには、個人の口腔内環境にあわせた期間での歯科検診と専門的なメンテナンスを受けることが推奨されています。定期的なケアを行うことで、将来の歯周病のリスクを軽減し、健康な笑顔を保つことができます。


メタボリックドミノという言葉があります。
あらゆる疾患は、連鎖的に起こるとされており、左上の方が出発点。画像の手前、赤いドミノは最終地点です。

心筋梗塞、心不全、認知症、脳こうそく、脳卒中、なりたい病気はありますか?

歯医者への定期的な受診やメンテナンスは、口腔健康を維持するだけでなく、全身の健康にも大きな影響を与えます。
歯周病は、脳血管疾患、認知症、心疾患や糖尿病など他の慢性疾患の始まりの病気であるとされており、口腔内の状態が全身の健康に及ぼす影響は無視できません。定期的な歯科検診とメンテナンスを通じて口腔内のバランスを保ち、全身の健康を守ることが重要です。
お口は全身の健康の鏡。定期的なケアを通じて、健康な口腔環境を維持しましょう!

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YouTube治療動画置き場→https://www.youtube.com/@user-ni4rm4ro9c