最後に歯医者へ行ったのは?
こんにちは。南館歯科クリニックの歯科衛生士の山崎です。
今回ご紹介する歯周専門治療のケースは、30代男性の方です。
約3年前に他院で治療した銀歯の再治療と、お口全体の検査を目的に来院されました。
↓歯周専門治療 前
一見、健康に見える歯肉ですが・・・
特に下の歯の、歯間の歯肉が炎症を起こしてぶよぶよしています。
初期の歯周病は、自覚症状が殆ど無く、ご自身で歯周病の感染に気付くのがとても難しい病気です。
その為、明確な症状(グラグラする、口臭の指摘を受けた、歯茎から出血、排膿する等)が無いと、
殆どの方が「自分が歯周病に感染しているかも?」という疑問を持つことも無いかもしれません。
ただ、上記のように明確な症状が出ている場合、それは歯周病が確実に進行している状態を表しています。
この方は、幸い初期の状態で歯周病を食い止める事が出来ました。
↓歯周専門治療 後
ぶよぶよしていた歯肉は引き締まり、綺麗な三角形の形をしています。
また、健康な歯肉に見られるスティップリングも復活していました。
昔、歯周病は「不治の病」と言われていたそうですが、現代の医学では歯周病の進行を食い止め、健康な状態を維持することが可能になりました。(勿論、進行具合によってゴールは違います。)
しかし、失われた歯槽骨(歯を支える大切な骨)が元通りに戻ることは、残念ですがありません。
だからこそ、早い段階で病気を食い止め、健康な状態を取り戻して頂きたいと強く思います。