南館歯科クリニックの歯科衛生士、佐藤です。
皆さんは、歯科医院に定期的に受診していますか?
そして、 歯科医院で定期チェックを受けることがお口の健康を守るために重 要だという事を知っていますか?
以下の数値は、日本歯科医師会が行った「 歯科医療における一般生活者への意識調査」の結果です。
・健康のためにできるだけ自分の歯を残したい?
2022年 日本歯科医師会
・
2022年 日本歯科医師会
・実際に定期チェックを受けている?
2022年 日本歯科医師会
・どんな時に歯科を受診するか?
2011年 都道府県歯広報担当連絡理事協議会
以上の結果を見ると、 約9割の方が健康のために歯を残したいと思っている。
しかし、 定期チェックを受けることが歯の疾患予防に重要であることは7割 の方が知らない。
そして、実際に定期チェックを受けている方は5割を切っている。
では、どんなときに歯科を受診するのかというと、 痛みや出血又は何か不具合があった時であることが分かります。
皆さん歯を残したいと思っているが、 そのために何をしなければならないのかということが分からないん ですよね。
そうです。 歯を残すには歯科医院での定期検診が欠かせないのです。
歯を失う二大原因は、虫歯と歯周病です。
比較的若いうちは虫歯で歯を失う事が多いですが、 年齢と共に歯周病で歯を失うケースが増えてきます。
この二つの疾病は予防する事が可能です。
その予防法の一つが正しい歯磨きです。
皆さん歯磨きはしていると思います。
でも、それが正しい歯磨きなのか知っていますか?
虫歯や歯周病の原因はお口の中のプラーク(細菌)です。
プラークを確実に取り除く事が正しい歯磨きです。
その正しい歯磨きの方法を歯科医院で教えてもらう必要があります 。
正しい歯磨きの方法を実践していてもそれが継続できているかを定 期検診で確認する必要があります。
プラークの取り残しがあると歯石に変わってしまいます。
プラークと違って歯石は自分で取り除く事ができなくなります。
さらに、 歯周ポケット内に付いた歯石は歯周病の悪化につながります。
こういった歯石は歯科衛生士が専用の器具を使って取り除く必要が あります。
やはり、 歯を残すには歯科医院での定期検診が必須であることが分かります ね。
痛みなどが無いうちに歯科医院を受診してチェックしてもらう事が とても大切です。
私たち歯科衛生士もポケット内の確認をするにはマイクロスコープ が必要不可欠です。
歯科医院を選ぶ時には、クリニックの治療方針や治療法、 設備などを確認して選ぶことも重要です。