【患者さんの声】精密根管治療を受けられた40代女性の方です。|山形市の歯医者|南館歯科クリニック・矯正歯科

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【患者さんの声】精密根管治療を受けられた40代女性の方です。

【精密根管治療を受けた方の声】

治療お疲れ様でした!
アンケートのご協力ありがとうございます😊

根管治療(歯の中の神経の治療)とは、ご自身の歯に対して行える最後の治療です。

根管内の細菌感染により歯根の先の部分に膿みが溜まって腫れたり痛んだりした場合、または無症状で根の先の周りに感染が広がった場合に、原因である細菌を除去し、根管および根尖周囲組織をきれいにする治療のことです。また感染した歯髄(神経)を取る治療(抜髄)も含みます。


左の図から右へ行くにしたがって、虫歯の進行度合いが重度になります。
歯の中にある、ピンク色の部分が「根管」と言われる、歯の神経が入っている部分です。

神経にまで虫歯が進行してしまうと、根管治療が必要になります。

上記の図は根管治療開始から、治療が終了するまでの流れを簡易的に表している図です。
根管治療を行った歯は、最終的に被せものを装着することになります。

当院に来院される方の殆どが、上記の治療を経験し、再発を引き起こした状態でいらっしゃいます
そして、痛みや違和感、あるいはかかりつけ医で治療中ですが、抜歯の診断が出ていることも少なくありません。
歯の根の形は複雑で小さく、原因になる細菌は目に見えないので、肉眼で感染管理を行わずに根管治療をすれば高い確率で再発するのは想像に難くありません。

歯の種類によって色々なパターンの根管形態がある。(根管の直径は1mm弱)

場合によっては、根管が石灰化物で封鎖されてしまい見えなくなっていることも。

 


上の図は、東京医科歯科大学で一定の期間、保険の根管治療で来院された方の再発率を調べたデータになります(2011年発表)。
歯の種類に限らず、残念ながら60%前後で再発していることがわかります。
一方、欧米など先進国での成功率は90%以上といわれています。

私たちは、歯を治す為に治療をしています。
感染対策、器具機材、知識の収集等、国際水準をベースに取り組み、残せる歯は残すよう努力していきます。
その為、仰る様に時間が長くかかり大変な事もありますが、
頑張って最後まで通って頂いて、ありがとうございました😊
今後はメンテナンスで経過を観察していきますので、現状維持を続けていきましょう!

根管治療では、

・どんな治療をするの?
・他の人の意見も見たい

など、当院のHPで詳細を説明しております。
詳しくは→こちら

参考文献:Hideaki Suda Current status and problems of endodontics in Japan