こんにちは。
南館歯科クリニックの歯科衛生士、山崎です。
今回ご紹介するのは、タイトル通り「治療が痛いかもしれないから、歯医者は苦手。でも、歯が動いてきて抜けそう」という40代女性の方です。
痛みに不安を感じる気持ちは私たちも良く解ります。
皆さんそれぞれに、考え方、感じ方の違いはありますが、この方が偉いのは、
痛いのは嫌だけど、それ以上にちゃんと歯を治したいと決心して、治療に挑んだことです👏✨
私たちも、この方の決心に応えたいと思い、患者さんと共に全力で治療を行いました。
歯がグラグラする状態というのは、歯を支える骨が無くなったことを意味しています。
この方の骨が無くなったのは、歯周病と過剰な噛み締めが原因でした。
歯周病は、細菌が歯周ポケット内にまで入り込み、そのまま放置され、骨が腐りなくなっていきます。
>>>実際の治療動画を観る→https://youtu.be/_P2RtEM-hvw<<<
実際の治療時の動画からわかるように、歯の表面に大量の歯石(細菌が死に、化石になったもの)が付き、歯周ポケットが封鎖された環境になっています。
つまり、歯周ポケット内に入り込んだ細菌は、快適な環境(歯石が邪魔で歯ブラシが届かず、エサとなる血液が豊富にある状態)で、骨を腐らせる毒素※を分泌し続けていたことになります。
※内毒素:歯周病菌が持つ最も毒性の強い分泌物。毒素単体でもタンパク質を分解する作用があるが、他の無害な細菌がこの毒素を浴びると、有害な細菌へ変化する。
治療は、歯磨きができる状態を取り戻すこと。そして、歯磨きをしっかり行えるようになること。
この2つが治療の両輪です。片方だけでは決して改善されないのが、多くの方が歯周病になる原因になっています。
歯周病治療は、ダイエットや糖尿病の治療にとてもにており、病気からの回復には本人の意思が非常に重要です。
リバウンドせず、回復した状態をできる限り維持することが私たちの最大の目標でもあります。
これからの人生で、入れ歯にならない為に、今後も徹底してメンテナンスでサポートしていきますので、一緒に頑張りましょう!