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インプラント治療で回復したケース

2018.09.10 | Category: インプラント,症例実績の記事一覧

こんにちは。

南館歯科クリニックの院長の木村です。

左下臼歯部(奥歯)の欠損部をインプラント治療で回復した50代の女性のケースをご紹介します。

 

治療前の状態。

左下奥歯には、延長ブリッジが入っていました。(だいぶ前に治療したものだそうです。)

延長ブリッジとは、レントゲン写真でもわかるように、手前の2本の歯を支台として後ろに延長した連結冠のことを言います。

今回、この支台の歯が2次虫歯で痛み出したため、治療を希望で来院されました。

この2本の歯は、被せ物を除去すると虫歯が神経まで感染していたので、専門根管治療で根の治療を行い、セラミックの被せ物で対応しました。(この治療に関しては、後日、別の記事でご紹介します。)

問題は、その後ろの部分になります。

患者さんと相談した結果、延長ブリッジは嫌だという事で(※私も、こういった延長ブリッジは、トラブルの原因になるので、やめた方が良いと思っています。)、入れ歯かインプラント治療で検討し、今回はインプラントで治療を行うこととしました。

しかしレントゲンにも映っていますが、インプラントを埋入する部位(黒〇部分)の骨に、感染した残根と腐骨がみられます。

勿論このままでは治療を行うことはできないので、先ずはこの骨の中に残っている歯根とその周りの腐骨を除去し、骨を造る処置を行いました。

除去した時の写真

できる限り外側の健康な骨は温存しているのですが、中は広範囲に腐骨化していたため、壺状に大きく欠損しています。

しばらく粘膜の治りを待ってから、インプラント治療を行うための骨造り(GBR)を進めていきました。

造骨後、インプラントのオペを行った時の状態です。

残根および腐骨を除去し、大きく骨が欠損していましたが、十分な骨が出来ているのがわかります。

 

インプラントを埋入した直後の状態です。

※手前の2本の歯は、すでにセラミックの被せ物をし治療が終了しています。

埋入時の固定も十分で、インプラントの周囲にも十分な骨の厚みが確保できました。

 

治療前

治療後

厳密には、上の奥歯が呈出してきており(下がってきており)、奥歯の歯を作る上下的なスペースが不足しているので、インプラントの上部構造の形態が理想的ではなく、これを解決するには、上の奥歯を含む全顎治療(すべての歯の治療)を行う必要があるのですが、今回は負担が大きくなりすぎるので、左上の奥歯1本のみの再治療で対応しました。結果として満足して頂けたので、良かったと思っています。

○○さん、治療にご協力頂きありがとうございました。

一日でも長持ちするようメンテナンスを頑張りましょう!