症例紹介 痛くなってからの治療を繰り返すリスク|山形市の歯医者|南館歯科クリニック・矯正歯科

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症例紹介 痛くなってからの治療を繰り返すリスク

こんにちは!南館歯科クリニックの歯科衛生士、山崎です。

症例紹介で公開されているcaseの、歯周病の治療内容をご紹介します。
症例紹介一覧はこちら→https://minamidate-dental.com/case/#case02

歯周病の治療をされた、60代、女性の症例です。
何度も治療を繰り返しており、それをストップさせたいとのことでした。

中等度~一部重度の歯周病になっており、被せ物の下に虫歯(2次虫歯)が多数。
一部は、虫歯や歯周病が進行して保存が難しい状態となっていました。

 





お口の現状を正しく認識して、病気になる原因を除去しない限り、歯が無くなるまで治療のループから抜け出すことはできません。
歯科医師や歯科衛生士が行う、歯周病の処置と併せて、予防する方がずっと良いということを知っていただくために、来院時にお話しさせていただきますので、ご安心ください(^^♪

自分の歯肉が腫れているかなんて、なかなか分らないものですよね。
実際は、腫れて剥がれた歯ぐきが、ぶくぶくに腫れていました。

治療動画①
https://youtu.be/WEK29Y0pQLs

これは口腔内の細菌が増えすぎたことが原因です。
そして、ご自身でのブラッシングが難しかったことと、プロフェッショナルケアを行わなかった事で、病原性のある細菌が異常増殖し、状況が悪化しています。

治療動画②
https://youtu.be/5RFPIPbnI3s
これは、歯周ポケットの深さがどの程度あるか測定しているところです。
プローブという器具の先端から、1メモリにつき、3mm、3mm、2mm、3mm、の幅で色が付いています。


通常の歯周ポケットの深さは1~2mm程度で、歯ぐきの厚みがある場合は部分的に3mm程度となります。

そして、歯ブラシが届く深さは、最大で3mmが限界だと言われています。
実際の歯周ポケットの深さは、動画でもわかるとおり8mmになっており、とても自分で磨く事なんて出来なくなっていました。

また、仮にブラシが当たっても歯ブラシだけでは落とせない「細菌の膜」がこびりついているため、ご自身でのブラッシングと併せて、専門のトレーニングを積んだ衛生士が行うプロフェッショナルケアはとても重要です。

治療動画③
https://youtu.be/sQJMiREw14w

治療動画④
https://youtu.be/-AlSWFHs_Mw

歯周ポケットから出てきたものが歯石です。
いったいいつからあったのか、
患者さん自身でもさっぱり解らないでしょう。
目視出来ない部分ですが、腫れている歯ぐきの歯周ポケットにはこのような歯石や細菌がこびりついていることが少なくありません。
歯周病を治療すつには、この見えない所に付いた歯石や細菌を、時間をかけて丁寧に完全に取り除いていきます。

治療動画⑤
https://youtu.be/A63Fbt1xXpw
治療動画⑥
https://youtu.be/tIDo0uDgjMY
治療動画⑦
https://youtu.be/RfO6q5ZlFB8


*抜去歯における歯石除去の一例。右:歯石がついている状態。左:歯石除去後

治療後


歯ぐきの腫れ、異臭、排膿が治まり、健康な歯ぐきの状態を取り戻してきました。
残念ながら、歯ぐきは下がっています。
そしてこれが、歯周病を放置してしまった代償です。
歯周病を長く放置(あるいは気付かないままに)でいると、歯を支える骨まで感染し、失っていきます。


できるだけ早い段階で歯周病を治療し、病気の進行を止める事が、歯を守り歯ぐきを無駄に下げない最善の方法です。 

抜歯やインプラントを考える前に、是非一度当院にご相談ください。
その時の最善の歯周病治療治療を行える様に、スタッフ一同診療にあたっております。

症例一覧はこちらhttps://minamidate-dental.com/case/