歯を削りたくない!抜きたくない!残したい!歯医者が嫌いな、50代女性が健康を取り戻す為にやった事。|山形市の歯医者|南館歯科クリニック・矯正歯科

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歯を削りたくない!抜きたくない!残したい!歯医者が嫌いな、50代女性が健康を取り戻す為にやった事。

こんにちは!
南館歯科クリニックの歯科衛生士、山崎です。

症例紹介で公開されているcaseの、歯周病の治療内容をご紹介します。
症例紹介一覧はこちら→https://minamidate-dental.com/case/#case02

当院では、全ての治療を専門治療で行っています。
専門治療は、「病気を治すこと」「病気の発症・進行を防ぐごと」を念頭に置いた治療を行います。
その方の口腔内の状態にとって、最善の状態を作ることが目的です。

今回ご紹介するのは、歯医者に苦手意識があり通院をずっと躊躇されていた、
重度の歯周病を患った50代女性の方です。
(治療に取り組むかはご自身で決めていただいております)
治療動画→https://youtu.be/4NXjWrBJYwU

健康な歯を取り戻すためには、もちろんブラッシングが欠かせません。
ところが、一度歯周ポケットまで細菌が入り込むと、歯ブラシをしただけでは治らなくなります。これが歯周病という状態です。



歯周病を治すには、歯科医師か歯科衛生士といった専門家が、歯周ポケット内の細菌や感染物を取り除く必要があります。
歯石自体に毒性は無いのですが、表面がザラ付いており細菌が付着しやすいため、完全に取り除く必要があります。

患者さんに行っている歯周病治療と同じように、抜歯した歯で再現してみました。
写真1

歯周病により抜歯に至った歯。
根面が歯石に覆われて、ザラついている。

写真2

根面の歯石や感染物を全て除去して本来の姿にした状態。
根っこの先にヒビが入っているのが見える。

そして歯周病治療では、口の中にある全ての歯を艶々に蘇らせます。
実際に口の中で行うときは、歯ぐきの中という暗く狭い所に、刃物を入れて、痛みに配慮しつつ、丁寧に時間をかけて取り除かなければなりません。

皆さんは、手鏡を持って口の中を見たとき、歯周ポケットの中まで見えるでしょうか?
どんなに近づいても、見えることはないでしょう。

なので、本当に歯周病の治療をするなら、マイクロスコープはとても有効です。
歯石がどこに付いているか、本当に取れたのか、やり過ぎていないかを、手指の感覚と
目で見てチェックする事で治療の精度を上げることができます。

治療後

現在もメンテナンスで通院中です。
過呼吸になるほど歯医者が苦手だった方が、今では毎月メンテナンスにいらっしゃって下さいます。
悪くならない為に、一緒に管理していきましょう!

他の症例一覧はこちら→https://minamidate-dental.com/case/