こんにちは。
南館歯科クリニックの歯科衛生士の山崎です。
今回ご紹介する歯周病専門治療のケースは、左下奥歯の急な激しい痛みで来院された60代男性の方です。
去年の2月に脳腫瘍摘出の手術を受け、現在もリハビリ中でした。
↓レントゲン写真
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レントゲンを確認すると、左下奥歯の歯を支える骨が大きく減っている事がわかります。
↓初診時 口腔内写真
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歯にも重度の動揺と歯周ポケットからの排膿があり、医学的に保存が難しい状況である事をお伝えし、そのうえで「残せるだけ残したい」というご本人の希望を考慮して、歯周専門治療を行いました。
↓治療後 口腔内写真
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炎症が治まったことで、排膿、動揺も落ち着いてきました。
歯と歯の間に隙間が空いたのは、歯を支えている骨が歯周病ですでに溶けていた為です。
歯肉は骨にくっついているだけなので、腫れ(炎症)が治まり引き締まると骨のラインまで下がったように見えます。
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糖尿病もコントロール不良のため非常に感染のリスクが高く、他の骨が無い部位も含めて可能な限りご自宅でのケアをお願いしています。
リハビリの通院や内科に加えて歯科も定期的な通院となると、ご家族の方へも負担が大きくなりますが、手指の可動域が狭くセルフケアが非常に難しい状況の為、可能な限りお手伝いが出来ればと思います。