安全なインプラント治療|山形市の歯医者|南館歯科クリニック・矯正歯科

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安全なインプラント治療

こんにちは。 南館歯科クリニックの木村です。 右下にインプラント治療を行った症例です。 image0806_1 初診時の状態です。 ブリッジ?治療がしてありましたが 何度も脱離するということで来院されました。 しっかり治療したいとの希望があり 相談の結果 インプラント、ダイレクト、セラミッククラウンで 今回の右下3歯のかみ合わせを回復することとしました。 インプラント治療の前に 手前の歯は マイクロスコープ下での専門根管治療後 オールセラミッククラウンで治療を行い 奥の歯は ハイブリットセラミックによる ダイレクトボンディングで治療を行いました。 インプラントオペの状況です。 image0806_2 image0806_3 傷口もかなり小さく 低侵襲のオペです。 このケースも CT解析データから作製するサージカルガイドを使用しています。 image0806_4 image0806_5 オペ直後のレントゲン画像です。 予定通りの位置に埋入できました。 診断およびガイド製作時に使用した 解析データです。 image0806_6 image0806_7 骨の密度(硬さ)を色分けしたものです。(CT値) 白や青が硬く 黄色や赤、灰色の部分は柔らかい骨(海綿骨)になります。 今回のケースは 上の画像だけで判断してしまうと 骨内にインプラントが迷入(骨の中に落ち込んでしまうこと)してしまう恐れがあります。 こういったケースは 特に骨内の診断(CT値)を正確に行っておく必要があります。 *現在CT値で正確に診断出来るのは医科用ヘリカルCTですが 歯科用でも一部の機種で近似値を出せるものもあります。 事前に診断が出来れば それに対応した術式を選択することができるし ガイドを使用することにより インプラントが骨内で 想定していない方向に行ってしまうのを防ぐことができます。 今回使用したインプラントは 総合的に判断し 完全骨内埋入タイプを選択しています。 したがって 骨内でのインプラントの方向や深度、初期固定の状況を 厳密にコントロールする必要性が高いので 正確な診断のもとに作製されるガイドは とても重要となります。 ○○さん 頑張っていただきありがとうございます。 長い間、歯の治療で悩まれていましたが もう少しで完成ですね!